レンタカーの延滞料金はいくらかかる?

月々の高額な駐車場料金を払わず、好きなときだけ使用して返却できるレンタカーは魅力的な存在です。
とはいえ、レンタカーはあくまでも借り物であって、契約時に定めた返却時間には必ず返さなくてはなりません。
レンタカーを使って観光地に行き、帰りの高速道路で思いがけない交通渋滞にあったときなどに、約束の時間までに車を返せるかどうかやきもきしたという人も多いのではないでしょうか。

レンタカーは日時をきっちりと決めて賃貸をする商品ですので、返却時間に遅れてしまうと延滞料金がかかってしまいます。
延滞料金はコンパクトカーの場合、800円〜1,500円前後が大まかな相場です。
「返す時間に間に合わないかもしれない」と思った時点でレンタカー会社に連絡をしておけば、高い延滞料金が発生しない可能性が高いので必ず連絡は入れておきましょう。

事前に連絡をしておかなかった場合、延滞料金ではなくて違約金が発生する可能性もあります。
違約金は延滞料金よりも高く設定されていますので、注意が必要です。

各レンタカー会社の延滞料金

レンタカー会社の中でも特に大手のトヨタレンタカーの場合、事前に返却が遅れそうなことを連絡しておけば違約金が請求される心配がありません。
例えばトヨタレンタカーでC1クラスの「YARIS(ヤリス)」をレンタルした場合の延滞料金は、1,320円/時です。
1日(24時間)の延滞料金は7,260円ですので、6時間を超過した場合には8時間超過でも18時間超過でも1日分の延滞料金が請求されることになります。

同じ大手の日産レンタカーでも同様の延長料金が請求されます。
ただし、返却時間を1分過ぎてしまったからといって無情に延長料金や違約金を請求してくるというわけではありませんので、状況に応じて判断することが大切です。

ニッポンレンタカーでは、連絡をせずに利用終了予定時刻を過ぎてしまった場合、時間料金の倍額が超過料金として請求されます。
また、オリックスレンタカーでは時間延長の連絡をした場合に限り、延長分に関しても基本料金を支払うだけで済みます。

各店舗によっても異なる延滞料金

延滞料金はレンタカー会社ごとに異なる料金システムが設定されている他、店舗によっても請求基準が違っていることがあります。
観光地に行く予定がある場合は、レンタカーを借りる際にあらかじめ超過料金についても確認しておくといいでしょう。

契約プランによって延滞料金に差が出てくることもあります。
関西を中心に人気の高いカルノリレンタカーなども、契約プランによって延滞料金はさまざまですので、契約する前にしっかりと確認しておくことが大切です。
延滞料金を払うかどうかやきもきしないためにも、返却時間にはゆとりを持たせることをおすすめします。