ジョーカーの世界

世界的にも有名な映画シリーズとして「バットマン」シリーズがあります。
日本ではアニメ作品なども公開されていたため、内容についてある程度知っているという人も多いのではないでしょうか。
今回紹介するのはそんなバットマンシリーズの1つで、その世界の裏側に迫る「ダークナイト」シリーズです。
ダークナイトシリーズは、「バットマン・ビギンズ」に続くクリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズで、「ダークナイト」「ダークナイト・ライジング」の2つがあります。

バットマン・ビギンズからの継続作であるため、見る場合にはまずそちらを見てから、ダークナイト、そしてダークナイト・ライジングへと見ていく、というのが分かりやすくて良いでしょう。
それでは、ダークナイトのあらすじについて簡単に紹介します。

ダークナイトは、バットマン・ビギンズで登場するバットマンの宿敵「ジョーカー」にスポットライトを当てた作品となっています。
ジョーカーが登場したことにより、バットマンの守る「ゴッサム・シティ」は大混乱に陥ります。
バットマンはそのジョーカーを倒すために奔走する、という内容となっています。
基本的な流れについては通常のバットマンシリーズと同じく、バットマンが「悪人」を捕まえるために奔走するというものですが、「ダークナイト」の特徴はまさにこの敵役である「ジョーカー」にあります。

ジョーカーは白塗りに裂けたような口のメイクをしている、いわゆる「ピエロ」のような見た目をしたキャラクターです。
キャラクター自体も「狂言」のような所を見せる掴みどころのないもので、何故ジョーカーが町を混乱に陥れるようなことをするのか、という「目的」の部分が非常に分かりにくいものです。
言うこともデタラメで、どこに真実があり、どこに嘘があるのかを、どのようにして見抜くのかがこの映画の楽しみ方の1つです。

もちろんアクションも一級品で、ジャック・ニコルソンの演じるジョーカーの立ち回りは多くの観客を魅了しました。

ダークナイト・ライジング

そして「ダークナイト」ストーリーの続編となる「ダークナイト・ライジング」へと繋がります。
ダークナイト=バットマンは「ダークナイト」における混乱の責任から追われることになり、ゴッサム・シティから姿を消す事になります。
ゴッサム・シティはしばしの平穏を迎える事になったと思われたものの、その後「キャットウーマン」の登場により、再びゴッサム・シティが混沌の渦へと巻き込まれていくことになります。

この作品は「ヒーロー」が、本当にヒーローであるのかにスポットライトを当てた作品です。
探偵モノで、探偵がいる場所で殺人事件が起こるように、「ヒーローがいる」事によって事件が起こっているのではないか?という疑惑が中心に据えられています。