家具レンタルシステムの活用で広がる選択肢

家具が必要となり購入しようとすれば、デザインに加えて細かなサイズや価格など気にすることが多く、失敗しても使い続けざるを得ないというリスクが伴います。
そこで有力な選択肢として、家具のレンタルを活用してみてはいかがでしょう。

具体例を挙げるとSTYLICSは、新品家具をカタログで選択してレンタル出来るサービスを始めました。
毎月かかるレンタル料は製品価格のおよそ3パーセントで、借りる期間は2年以上という縛りです。
ただし、初期に必要なコストとして家具の製品価格の30パーセントを申込金証拠金として支払う必要があります。
この申込金証拠金はあくまでも証拠金なので、レンタル期間が終われば全額を返金してくれます。

購入の場合とレンタルの場合のコスト比較

ただしレンタルはあくまでもレンタルなので、期間が長くなればトータルで多くのコストを支払う事になります。
どちらが安くつくのか製品価格30万円の家具をレンタルした場合を例にシミレーションしてみましょう。
この場合申込金9万円は将来返還されるため計算から除き、レンタル料は24か月までは3パーセント、それ以降は1.5パーセントとします。

24か月目までのレンタル料は3パーセントの毎月9,000円で、24か月間のレンタル料は9,000円×24か月=216,000円で、まだ84,000円レンタルが有利です。
24か月目以後の毎月のレンタル料金は下がるため毎月4,500円とすると、84,000円÷4,500円で約19か月と算出されます。
この例の場合は、3年7か月でおおむね製品購入費とレンタル費用が同額と算定されました。

判断基準は期間が重要

このようにどちらが金額的に有利かどうかを判断するにあたっては、使う期間を明確にすることが重要ポイントと言えそうです。
ただし、ショップによってはレンタル期間中であってもその家具を購入する事が可能で、レンタル料金が製品価格を越えそうになったら買い取る事も出来ます。

短期間だけその家具を利用したいというケースだけでなく、手元資金が少なくてもワンランク上の家具をレンタルしつつ、長期的に使いたいと思ったら購入するという方にも便利です。
そのケースでは、レンタル料金に金利コストが不要なため、当初から借り入れをして購入する事に比べると、レンタル後に購入したほうが有利です。

経済的節約に加え環境にも優しいレンタル

コスト総額として考えれば必要な新品家具を買って長期間にわたり愛用する事が経済的な場合が多いかもしれません。
しかし、レンタルアップの商品がその後マーケットに出され再び利用される事を考慮すれば、レンタルは環境にやさしい面が強いサービスと言えます。
初期コストを安価に抑えつつスタイリッシュなライフをエンジョイしたい人にはピッタリなシステムではないでしょうか。