世界の潮流レンタサイクル

レンタサイクルは自転車を有料で日極めなど短期間貸す事業の事です。
近年、分単位など極めて短時間の自転車レンタルシステムも登場してきましたが、こちらは通常自転車シェアリング等の呼び方がされます。

これらの自転車活用の流れは、大気環境の保護や都市部の道路の渋滞解消を目標に移動する方の交通機関のひとつの選択肢として注目を集めています。

この潮流は自転車先進国のヨーロッパだけでなく、都心部を中心に全世界に広まっています。
このシステムは問題をかかえる自治体だけでなく安いコストで機動的に柔軟に移動できることから、人気が高いのです。
具体的な仕組みはエリアによって詳細な点は異なりますが、多くは自治体が主体となり、エリア内の複数ポイントに自転車を大量に停めておけるステーションを設置します。
そこを拠点に保有する自転車を貸出したり返却を受けたりします。

この場合、どのステーションでレンタルした自転車でも他の場所にも返却が可能とされることが多く、利用者は便利に活用する事が出来るのです。
実際に、パリやロンドン、ストックホルムなど多くの都市で自治体と交通機関などの協働として実施されます。

世田谷区で行われるレンタサイクル

世田谷区では区内の京王線や小田急線など6駅7つのポイントにサイクルポートが設置されています。
さらに便利なのは、経堂駅前や三軒茶屋中央駅など5つのポートでは借りる場所と返す場所が異なる事が認められた「がやリン」と名付けられたシステムとなっていることです。
例えば経堂駅で借りて三軒茶屋で返す事が出来るシステムです。

このシステムは駅から複数の立ち寄り箇所があるようなシーンで有効に活用できそうです。
用意されている自転車のタイプは普通タイプ自転車だけでなく電動アシスト自転車(チャイルドシート付あり)も揃えられますが、電動アシスト付きのタイプは用意のないポートもありますので事前に確認が必要です。

利用できるのは、原則として12才以上で世田谷区内に住まいあるいは勤務先、通学先のある人です。
申込に当たっては、住所や氏名を証明できるものを持ってam7:00~pm7:00までの間に、利用を希望するポートの管理人室で手続きをします。
料金は普通タイプで、一日の場合200円で、返却は多くのポートで24時間可能です。

新宿区で行われるレンタサイクル

まずサイトで会員登録が必要で、氏名やメールアドレスに加え、料金の支払いをするクレジットカード情報を登録しなくてはいけません。
自転車のレンタル方法は2タイプがあり、Felicaカードを使用して施錠されたカギを解錠して借りる方法と借りるたびに解錠用コードを得て解錠する方法です。

利用できるポートは区内の公園を中心に多く整備され何処に返しても構いません。
料金は30分ごとに150円です。