リスクの高まる旅行先でのレンタカーに関するトラブル
旅行先で観光地回りに際してレンタカーを利用する方は多いと思いますが、慣れない旅行先の道路を慣れない車で運転するわけですから、車の事故に関するリスクは当然高まります。
事故は注意するしかないのですが、事故というほどではなく、レンタカーにキズを付けてしまった場合、どうすればいいか迷う方も多いと思われますので、レンタカーをキズ付けたときの対処法を整理してみます。
小さなキズも警察に連絡が必要
結論から言うと、小さなキズであっても警察に連絡するべきです。
理由は、レンタカー会社が保険会社から保険金として修理代を受け取るために事故証明が必要だからです。
保険金を受け取る際の手続きとして、レンタカー会社は事故が起きたことを証明する手段に警察署が発行する事故証明を利用するのです。
もし警察の事故証明がなければ、保険金が出ずキズの修理代を借りた本人が実費で負担しなくてはいけなくなってしまう事になってしまいます。
パーキングでポールにぶつけたり、段差にバンパーが擦ったりした際も届けておく必要があります。
これぐらい大丈夫だろうと思ってクルマを返却しても、レンタカー会社のスタッフは注意深くチェックしますので見逃してはくれません。
たまに地方のレンタカー会社で、小さなキズを見逃してもらえたという話はあります。
しかし、まず期待は出来ませんので、後で多額の修理代を払うリスクを負う事に比べれば警察に届けるべきです。
借りる際にはカバー範囲の広い保険
レンタカーを借りるに当たっては必ず保険の保証範囲の説明を受けます。
費用を安価に抑える目的で、保険に入らないあるいは安くて補償範囲が限定された保険に入るのはおススメできません。
運転の腕前に自信のある方でも慣れないクルマを運転するわけですから車幅や全長の感覚は鈍ります。
狭い道でのすれ違いやパーキングではクルマの感覚がつかみにくく、さらに慣れない場所を走るわけですからクルマにキズをつけるリスクはおのずと高くなります。
保険は保証範囲の広いものを選ぶことをおススメします。
クルマをキズ付けたら警察とレンタカー会社に連絡
小さくてもレンタカーをキズ付けたらまず警察に連絡する事が必要です。
警察によっては小さなキズでは対応しない恐れもありますが、レンタカーであり証明が必要だという事情を説明すれば応じてくれるでしょう。
それでもだめでも、警察に連絡したという事実は重要で、レンタカー会社にもその旨を堂々と伝える事が出来ます。
続いてレンタカー会社に連絡して、具体的な指示を待って従いましょう。
借りたものに傷をつけた場合は、隠しているとバレたとき、いたい目に遭いますので正直が一番です。
