ウォーキング・デッドは一人で見るなんて無理

ターミネーターは日本でも一世を風靡したといっていいの大ヒット作となりましたが、そのターミネーターのプロデューサーが贈る作品が、ベストセラーとなったアメコミ原作のパニックサスペンスドラマ「ウォーキング・デッド」です。

この世界ではゾンビの事を「ウォーカー」と呼びこのウォーカーたちがはびこっている黙示録となっているアメリカが舞台です。
元保安官のリックがこん睡状態から目覚めると、このとんでもない状態になっていたという所から始まります。

ゾンビドラマでしょ?という人もいますが、とんでもない恐怖がありますし、また現代社会にある普通の安全が全くない世界、秩序が失われた世界で繰り広げられる生存者たちの葛藤や戦いには、愛や強さ、また自制心なども必要となり、さまざまな感情が入り乱れている深いドラマとなっています。

魅力は鬼気迫るサバイバル、とにかく怖い

2011年から2年連続でエミー賞メイクアップ賞を受賞したという作品だけあって、このウォーキング・デッドに出てくるゾンビは、すごく現実的というか、作り込み過ぎていないから逆に怖いという感じがあるのです。

音響効果賞や視覚効果賞などにもノミネートされているということで、この音響などもウォーカーたちがいかに恐ろしいのかを伝える所となっています。

圧巻といえるウォーカーたちとその大群をなんとかやっつけようとする生存者のサバイバル劇、これこそウォーキング・デッドといえるすごいシーンの連続で、初めて見る方は疲れてしまうかもしれません。

家族を探す極限状態の中、ウォーカーに立ち向かう

家族を探しださなければならないという中、ウォーカーというゾンビと対応しなければならない、この恐怖感と使命を主人公のリックがはたして果たせるのか、ハラハラよりももうそっちに行かないで!!と叫びたくなるようなシーンの連続です。

中間となった生存者もやはりみんながまとまるまで時間がかかり、争いながらも少しずつ絆を深めていくというシーンにも共感できます。

ウォーカーというとんでもない化け物がいる世界ですが、人間関係が泥臭くまた真実味のあるストーリー展開となっているので、より一層引き込まれていくのです。
唯一残された希望、治療薬を開発しているといわれる疫病対策センターを目指していく主人公たち一向に何があるのか・・・シーズン1はこうしたストーリーとなっています。

常にドキドキがあり、人間ドラマがあり、もしもこんな世界になってしまったら、自分は行動できるだろうか?と本当に怖くなります。
ついつい次のシーズンも見たくなるこのウォーキング・デッドは、ただのゾンビドラマではないたくさんの魅力が詰まっています。